米中小企業の求人数が減少 採用活動がいくぶん弱まる

全米独立企業連盟(NFIB)が発表した2月の雇用統計によると、米中小企業の求人数が減少したことが明らかとなった。NFIBのチーフ・エコノミスト、ダンケルバーグ氏は「2月の米中小企業の求人数はパンデミック前のレベルまで減少した。経営者が有能な労働者を見つけやすくなるにつれ、採用活動はいくぶん弱まった」と述べた。

この減速にもかかわらず、労働需要は依然として強い。37%の企業が埋まらない求人があると回答し、これは1月より2%ポイント低く、2021年1月以来の低い数値となった。今後3カ月間に新規雇用を計画しているのは12%で、1月よりも2%ポイント低下し、2020年5月以来の低水準となったという。