NY債券:米長期債相場は強含み、6月の利下げ確率は上昇

23日の米国長期債相場は強含み。米連邦準備制度理事会(FRB)は今年前半にも緩やかな緩和路線に転換するとの見方が強まり、長期ゾーンにポジション調整に絡んだ買いが入った。6月の利下げの確率は上昇。

CMEのFedWatchツールによると、23日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は8%程度。6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は71%程度。10年債利回りは4.333%近辺で取引を開始し、一時4.349%近辺まで上昇した後、4.244%近辺まで下落し、取引終了時点にかけて4.248%近辺で推移した。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-44.00bp近辺、2-30年は-31.80bp近辺で引けた。2年債利回りは4.69%(前日比:-2bp)、10年債利回りは4.25%(前日比-8bp)、30年債利回りは、4.37%(前日比:-9bp)で取引を終えた。

《MK》