ダウ先物は反発 上昇は終わっていないとの声も=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:44)(日本時間22:44)
ダウ先物 38460(+127.00 +0.33%)
S&P500 4997.75(+26.50 +0.53%)
ナスダック100先物 17795.50(+118.75 +0.67%)

米株価指数先物市場、ダウ先物、ナスダック100、S&P500とも前日の大幅安から反発。前日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場はFRBの利下げ見通しに大幅な修正を迫られた。それに伴い株価も調整売りが活発化していた。しかし、本日はその動きも一服している。

短期金融市場では3月利下げの可能性がほぼ無くなったほか、5月の可能性も35%程度に大きく後退。6月までなら78%程度、完全織り込みは7月以降にずれ込んでいる。

ただ、市場は先行きに悲観的になっている訳ではなさそうだ。利下げの可能性は年後半にずれ込む可能性が高いが、市場の上昇は終わってはいないとの声も聞かれる。「前日の下げによって、バリュエーションがもう少しファンダメンタルズに沿ったものになる。今回のリセットは、妥当なバリュエーションを志向する投資家に、市場に参入する機会を与えるかもしれない」と述べている。「重要な点はインフレ、金利、企業収益が依然として株高を支え、これは始まりであり、長期的低迷が待ち受けているとは考えていない」とも付け加えた。

配車サービスのリフト<LYFT>が時間外で大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、グロスブッキングも予想を上回った。EBITDAも予想を上回っている。また、ガイダンスも公表し、第1四半期の見通しが予想を上回ったほか、同社は、通期のフリーキャッシュフロー(FCF)が初の黒字になるとの見通しを示した。

ネット証券のロビンフッド<HOOD>が時間外で大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益が予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。仮想通貨とオプション取引がトレーディング収入を牽引した。

カジノのMGMリゾーツ<MGM>が時間外で下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、ラスベガス、マカオが好調で1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、商業施設やカジノ運営などリージョナル事業が予想を下回った。

引け後の決算はシスコシステムズ<CSCO>が発表を予定している。

(NY時間08:54)(日本時間22:54)時間外
リフト<LYFT> 14.80(+2.67 +22.01%)
ロビンフッド<HOOD> 13.60(+1.76 +14.86%)
MGMリゾーツ<MGM> 43.91(-1.75 -3.83%)

アップル<AAPL> 185.28(+0.24 +0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 408.20(+1.88 +0.46%)
アマゾン<AMZN> 169.85(+1.21 +0.72%)
アルファベット<GOOG> 147.31(+0.94 +0.64%)
テスラ<TSLA> 185.87(+1.85 +1.01%)
メタ<META> 464.70(+4.58 +1.00%)
AMD<AMD> 173.31(+1.77 +1.03%)
エヌビディア<NVDA> 732.05(+10.77 +1.49%)