株式のポジション、23年7月以来の最高水準に接近

欧州系銀のストラテジストが集計している投資家による株式のポジションの総計は先週末時点で、23年7月以来の最高水準を僅かに下回る水準まで上昇したという。また、システマティック戦略によるポジショニングに至っては、21年12月以来の高水準に上昇し、ファンドマネジャーへの一任勘定のエクスポージャーも上昇したと述べた。

同ストラテジストは、この増加はGDP成長率や経済データといった循環指標の急上昇や、株式のボラティリティの持続的な低下と関連していると述べている。ただ、ポジショニングの水準は引き続き上昇しているが、極端なものではないと見ているとも指摘している。