米中立金利の上昇はFRBに利下げ余地を与える

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は今週、これまでの積極利上げにもかかわらず、米金融政策はそれほどタイトではない可能性があると述べていた。総裁は、現在の中立金利(借入コストが活動を阻害する金利)は過去よりも高くなっている可能性があると指摘。

中立金利を見積もるのは難しいが、雇用と成長が堅調に推移している半面、インフレは鈍化している点を考えれば、現在の中立金利は過去よりも高いはずだと述べていた。これはFRBが利下げを開始するまでに時間的な余裕があることを意味する。