豪ドル週間見通し:弱含みか、豪中銀理事会や金融政策報告に注目

■下落、消費者物価など弱く豪ドル売り強まる

今週の豪ドル・円は弱含み。10-12月期消費者物価指数の予想以上の低下でリスク回避の豪ドル売りが観測された。また、日本銀行金融政策決定会合における主な意見(1月22・23日分)で、政策修正に前向きな発言が目立ち、ポジション調整的な円買いも強まった。取引レンジ:95円50銭-97円70銭。

■弱含みか、豪中銀理事会や金融政策報告に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)理事会では政策金利の据え置きが予想されている。雇用情勢悪化に加え、消費者物価指数も4期連続低下し、年内利下げ観測が高まっているが、中銀はインフレ動向をもう少し見極める姿勢との見方が多いもよう。声明・総裁会見でのインフレに関する見解が注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・5日:12月貿易収支(11月:+114.37億豪ドル)
・6日:豪準備銀行が政策金利発表(4.35%に据え置き予想)
・6日:豪準備銀行四半期金融政策報告

予想レンジ:95円50銭-97円50銭

《FA》