ダウ先物は下落 早期利下げ期待が行き過ぎとの見方が根強い=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:33)(日本時間22:33)
ダウ先物 37386(-167.00 -0.44%)
S&P500 4772.50(-26.00 -0.54%)
ナスダック100先物 16845.25(-121.25 -0.71%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100、S&P500とも下落しており、本日の米株式市場は続落して始まりそうな気配だ。市場ではFRBの早期利下げ期待が後退しており、米10年債利回りが4%を再び上回る中で、引き続き米株式市場は圧迫されている。アジア時間に発表された中国のGDPが予想を下回ったことも圧迫。

先ほど発表の米小売売上高が予想を上回る内容だったことから、米国債利回りが上昇し、米株式市場は軟調な反応を見せている。

ただ、短期金融市場ではいまのところ、FRBの3月利下げの確率を約65%で織り込んでおり、まだ完全に利下げの可能性を排除したわけではない。

今後、10-12月期決算が本格化し、それは今年の相場設定を左右する次の大きな試金石となる可能性がある。「今回の決算は業績の後退は終わったといった派手な見出しには欠けるかもしれないが、24年に向けての方向性を示し、重要性は増している。2023年はバリュエーションの改善によって株価は大幅高を遂げた年だったが、今年は収益が大きな役割を果たすことになるだろう」といった声も市場からは聞かれる。

本日は午後に米地区連銀報告(ベージュブック)とウィリアムズNY連銀総裁の発言が予定。引け後にアルコア<AA>が決算を発表予定。

*米小売売上高(12月)22:30
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 0.3%(前月比)
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)

(NY時間08:43)(日本時間22:43)時間外
モルガン・スタンレー<MS> 84.80(-1.17 -1.36%)
スピリット航空<SAVE> 6.65(-1.27 -16.04%)

アップル<AAPL> 181.52(-2.11 -1.15%)
マイクロソフト<MSFT> 389.88(-0.39 -0.10%)
アマゾン<AMZN> 152.05(-1.11 -0.72%)
アルファベット<GOOG> 143.24(-0.84 -0.58%)
テスラ<TSLA> 213.75(-6.16 -2.80%)
メタ・プラットフォームズ<META> 365.90(-1.56 -0.42%)
AMD<AMD> 159.60(+0.86 +0.54%)
エヌビディア<NVDA> 563.60(-0.22 -0.04%)