ダウ先物は下落 早期利下げ期待が後退=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:45)(日本時間22:45)
ダウ先物 37705(-87.00 -0.23%)
S&P500 4800.50(-16.00 -0.33%)
ナスダック100先物 16913.25(-56.00 -0.33%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500とも下落。取引開始前に発表になったゴールドマン<GS>やモルガン・スタンレー<MS>の決算を受けてやや下げ渋ってはいるもののマイナス圏での推移となっている。

本日の市場は米国債利回りが上昇するなど、早期利下げ期待を後退させており、米株式市場も利益確定売りが優勢となっている。「中央銀行が利下げを延期することはリスク資産にとってプラスにはならない。市場は少し先走り過ぎた」との指摘が出ているほか、「米国債利回りは当面、現行水準から低下することはないと思われる」といった声も聞かれる。

市場は年内に計6回以上の利下げを見込んでいるが、深刻なリセッションにでも陥らない限り、その可能性は低いと見られおり、深刻なリセッションの確率は25%程度との見解も出ていた。

そのような中で、米株式市場も決算が本格化する前に、これまでの上昇を見直しているようだ。なお、先ほど発表のNY連銀景気指数が予想を大きく下回ったことも株式市場を圧迫している模様。

モルガン・スタンレー<MS>が時間外で下げに転じている。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、経常収益が予想を上回った。同銀の主力部門であるウェルス・マネジメントが引き続き好調だった。発表後は時間外で株価は上昇していたものの、先ほどからアナリスト説明会が開催されており、それを受けて下げに転じている。

ゴールドマン<GS>も時間外で下げに転じている。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、株式トレーディングの収入が予想以上に好調だったほか、資産運用・ウェルスマネジメント部門は、金融管理事業の売却益に支えられ、四半期として過去2年間で最高の収入を記録。ただ、モルガン・スタンレー<MS>が下げに転じたことで、同銀も連れ安となっている模様。

*NY連銀製造業景気指数(1月)22:30
結果 -43.7
予想 -4.5 前回 -14.5

(NY時間08:55)(日本時間22:55)時間外
ゴールドマン<GS> 375.98(-1.77 -0.47%)
モルガン・スタンレー<MS> 87.30(-2.40 -2.68%)

アップル<AAPL> 182.40(-3.52 -1.89%)
マイクロソフト<MSFT> 393.20(+4.73 +1.22%)
アマゾン<AMZN> 153.62(-1.00 -0.65%)
アルファベット<GOOG> 143.42(-0.82 -0.57%)
テスラ<TSLA> 215.06(-3.83 -1.75%)
メタ・プラットフォームズ<META> 373.65(-0.84 -0.22%)
AMD<AMD> 149.90(+3.34 +2.28%)
エヌビディア<NVDA> 550.00(+2.90 +0.53%)