NY為替:米雇用統計改善もISM非製造業指数悪化でドルは乱高下

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円97銭へ上昇後、143円81銭まで下落し、144円67銭で引けた。米12月雇用統計で失業率が予想に反し上昇せず、また、非農業部門雇用者数や賃金の伸びが予想外に拡大し労働市場の強さが再確認されると、利下げ観測が後退し、長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後、12月ISM非製造業景況指数が予想以上に悪化したため利下げ観測が再燃し金利低下に連れドル売りに転じる荒い展開となった。ただ、早急な利下げ観測後退で、金利が再び上昇するとドル売りも後退した。

ユーロ・ドルは1.0877ドルまで下落後、1.0998ドルまで上昇し、1.0939ドルで引けた。ユーロ・円は159円00銭まで上昇後、158円05銭まで反落した。ポンド・ドルは1.2612ドルへ下落後、1.2771ドルへ上昇した。ドル・スイスは0.8576フランへ上昇後、0.8456フランまで反落。

《MK》