11月のPCEデフレータは市場の期待を正当化 スーパーコアも低い伸び

日本時間22時半に11月のPCEデフレータが発表され、総合指数は前月比マイナス0.1%、前年比2.6%となった。食品・エネルギーを除くコア指数は前月0.1%、前年比3.2%と、全体的に予想を下回る内容となった。

今回の結果は市場が期待している早期利下げ期待を正当化する内容と捉えられている。住宅を除くコア・サービス、いわゆるスーパーコアも2ヵ月連続で前月比0.1%の伸びに留まった。短期金融市場では3月までの利上げ開始の確率を95%まで高めている状況。

ただ、同時に発表になった11月の耐久財受注(速報値)が予想を上回る内容だったことから、市場では発表直後に若干タカ派な反応が見られていたが、直ぐに戻している。

*PCEデフレータ(11月)22:30
結果 -0.1%
予想 0.0% 前回 0.0%(前月比)
結果 2.6%
予想 2.8% 前回 2.9%(3.0%から修正)(前年比)
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.1%(0.2%から修正)(コア・前月比)
結果 3.2%
予想 3.4% 前回 3.4%(3.5%から修正)(コア・前年比)

*米耐久財受注(速報値)(11月)22:30
結果 5.4%
予想 2.6% 前回 -5.1%(-5.4%から修正)(前月比)
結果 0.5%
予想 0.1% 前回 -0.3%(0.0%から修正)(コア・前月比)