<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2023年12月22日

今週の日経平均終値は3万3169円で、前週末198円高でした。

今週の日経平均は2週連続で上昇したものの、週間高値は3万3824円(前週末比854円高)まであったため、かえって伸び悩み感も出てしまう週となりました。この間、米国株(NYダウ)が9連騰を達成するなど外部環境は申し分なかったわけですが、若干の円高や国内政治の不透明感から外国人の買いが細ってしまったことが響きました。特に日銀が金融政策の変更(利上げ方向)を行わなかった好材料がありながらの伸び悩みで、これで年内に3万4000円台を捉える可能性はかなり低まった感があります。外国人のクリスマス休暇、国内勢も年末年始の長期休暇接近で需給を主導する向きが少なくなっていることも原因にあげられます。基本的には長期金利の低位安定と企業業績や景気のマイナス反転は起こらないことから安定的な基調は続くでしょう。ただ、勢いある上昇は今しばらくは難しいかもしれません。(ストック・データバンク 編集部)