ダウ先物は小動き 今週のイベント見極めへ=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:42)(日本時間22:42)
ダウ先物 36617(-26.00 -0.07%)
S&P500 4656.50(-3.75 -0.08%)
ナスダック100先物 16283.00(-25.75 -0.16%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小動きで推移。今週は重要イベントが多く、13日のFOMCの結果発表の前に、消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。それに対して市場がどう反応するか見極めたい雰囲気が強いようだ。

FOMCは据え置きが確実視されているが、パウエルFRB議長の会見などでは、これまでのタカ派姿勢に変更はないとみられている。追加利上げの可能性にも言及してくる可能性もある。その可能性を先週の米雇用統計が裏付けたとの声も聞かれる。

また、今回は委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、市場も注目している。9月時点の24年末予想の中央値は5.125%(5.00-5.25%示唆)だった。9月時点では今年にあと1回の利上げを予想していたことから、来年は2回利下げがあると予想していたことになる。利下げ予想を示す可能性はあるものの、市場が期待しているような積極利下げは予想してこないのではと思われる。

ただし、その場合でも、FRBと見方を異にしている市場がどの程度反応するかは未知数。短期金融市場では来年末までに計1.00%の利下げを織り込んでいる。恐らく市場もスタンスを変えないのではと思われる。先週末の予想を上回る米雇用統計でさえも、米株式市場は結局上昇していた。

百貨店のメーシーズ<M>が時間外で大幅高。投資家グループが58億ドルで買収提案を行ったと報じられた。同社を非公開化したいとしている。投資会社アークハウス・マネジメントとリゲード・キャピタルは今月1日に、メーシーズの未保有株を1株21ドルで取得する提案をしたという。

医療保険のシグナ<CI>が時間外で大幅高。100億ドルの追加自社株買い計画を発表。一方、同社はヒューマナ<HUM>との合併交渉を打ち切ったとも報道で伝わっている。同社は自社株買い計画を総額113億ドル規模に拡大する。

(NY時間08:52)(日本時間22:52)時間外
メーシーズ<M> 19.99(+2.60 +14.95%)
シグナ<CI> 293.71(+34.91 +13.49%)

アップル<AAPL> 194.92(-0.79 -0.40%)
マイクロソフト<MSFT> 370.92(-3.31 -0.88%)
アマゾン<AMZN> 146.34(-1.08 -0.73%)
アルファベット<GOOG> 135.09(-1.55 -1.13%)
テスラ<TSLA> 244.77(+0.93 +0.38%)
メタ・プラットフォームズ<META> 331.20(-1.55 -0.47%)
AMD<AMD> 130.45(+1.53 +1.19%)
エヌビディア<NVDA> 477.09(+2.03 +0.43%)