【投資部門別売買動向】信託銀と事業法人が買い越す一方、個人と海外勢は売り越す (11月第4週)

●信託銀と事業法人が買い越す一方、個人と海外勢は売り越す

東証が30日に発表した11月第4週(20日~24日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米株高も高値警戒感から上値が重い展開となり、日経平均株価が前週末比40円高の3万3625円と小幅に4週続伸したこの週は、年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行が3週ぶりに買い越した。買越額は2370億円だった。前週は238億円の売り越しだった。自社株買いが中心とみられる事業法人は8週連続で買い越し、買越額は1592億円と前週の1131億円から増加した。

一方、個人投資家は4週連続で売り越し、売越額は894億円と前週の5722億円から大幅に縮小した。海外投資家は5週ぶりに売り越し、売越額は10億円だった。前週は3629億円の買い越しだった。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で4週ぶりに売り越した。売越額は4243億円だった。現物と先物の合算でも4週ぶりに売り越し、売越額は4253億円だった。現物と先物の合算では前週まで2週連続で1兆円を超える買い越しから一転して売り越しに転じた。

日経平均が小幅に4週続伸する中、信託銀行と事業法人が買い越す一方、個人投資家と海外投資家は売り越した。

■投資部門別売買代金差額 (11月20日~24日)
東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]
※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
11月 ―――
第4週 ▲10 2,370 ▲894 [ ▲1,566 671 ] 33,625円 ( +40 円)
第3週 3,629 ▲238 ▲5,722 [ ▲5,068 ▲654 ] 33,585円 ( +1017 円)
第2週 783 ▲547 ▲2,545 [ ▲2,973 427 ] 32,568円 ( +618 円)
第1週 576 2,135 ▲3,868 [ ▲3,289 ▲578 ] 31,949円 ( +958 円)
10月 ―――
第4週 594 887 1,423 [ 485 937 ] 30,991円 ( -267 円)
第3週 ▲766 ▲1,343 3,236 [ 1,253 1,982 ] 31,259円 ( -1056 円)
第2週 4,557 ▲606 ▲1,508 [ ▲1,335 ▲173 ] 32,315円 ( +1321 円)
第1週 5,262 ▲577 4,011 [ 1,912 2,099 ] 30,994円 ( -862 円)
9月 ―――
第4週 ▲776 ▲3,678 5,734 [ 3,669 2,065 ] 31,857円 ( -544 円)
第3週 ▲9,131 ▲3,401 6,613 [ 3,603 3,009 ] 32,402円 ( -1130 円)
第2週 ▲2,781 ▲1,721 ▲3,459 [ ▲3,789 330 ] 33,533円 ( +926 円)
第1週 ▲7,625 ▲1,853 1,933 [ ▲298 2,231 ] 32,606円 ( -103 円)
8月 ―――
第5週 3,393 616 ▲9,226 [ ▲6,791 ▲2,434 ] 32,710円 ( +1086 円)
第4週 ▲2,046 218 ▲1,160 [ ▲1,808 647 ] 31,624円 ( +173 円)
第3週 ▲7,415 ▲1,067 3,558 [ 1,984 1,573 ] 31,450円 ( -1022 円)
第2週 1,799 ▲2,719 ▲2,395 [ ▲1,983 ▲411 ] 32,473円 ( +280 円)
第1週 188 ▲1,822 2,661 [ ▲370 3,032 ] 32,192円 ( -566 円)
7月 ―――
第4週 738 ▲944 ▲1,303 [ ▲1,918 614 ] 32,759円 ( +454 円)
第3週 197 472 126 [ ▲1,018 1,144 ] 32,304円 ( -87 円)
第2週 2,793 ▲2,603 1,801 [ 582 1,219 ] 32,391円 ( +2 円)
第1週 313 ▲386 3,687 [ 858 2,828 ] 32,388円 ( -800 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。