ダウ先物は下落 中国のデフレに対する懸念も=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:34)
ダウ先物 35378(-52.00 -0.15%)
S&P500 4563.75(-4.50 -0.10%)
ナスダック100先物 16017.00(-4.00 -0.02%)

米株価指数先物市場でダウ先物が下落しているほか、S&P500、ナスダック100も軟調に推移しており、感謝祭ウィーク明けの米株式市場は慎重な開始となりそうだ。この日発表の中国の工業企業利益の伸びが鈍化したことで、中国のデフレに対する懸念が高まっている。

先週までで米株式市場は4週連続の週足陽線となった。そのような中で、市場はこれまでの株高がクリスマスにかけて続くかどうかを見極めようとしている。今週は第3四半期のGDP改定値やPCEデフレータ、ISM製造業景気指数などが発表される。

ただ、市場では警戒感も根強く「市場が楽観的な見方をする根本的な理由はあまりない。多くの顧客は長期的な見通しに悲観的になっている」との指摘も出ている。ただ、市場のムードは高まっており、恐怖指数として知られるVIX指数は先週、2020年1月以来の低水準まで低下していた。市場は、FRBの利上げサイクルは終了との見方を強めており、米国債利回りも低下している。

カナダのeコマースのショッピファイ<SHOP>が時間外で上昇。感謝祭翌日のブラックフライデーの売上高が41億ドルに達し、過去最高を記録したと発表した。

スポーツ用品のフットロッカー<FL>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価は18ドルを据え置いている。同社は今週、8-10月期(第3四半期)の決算を公表するが、既存店売上高と粗利益率が悪化し、1株利益は予想を下回ると見ていると述べた。第4四半期の既存店売上高と粗利益率も悪化し、通期のガイダンスも下方修正を予想しているという。

(NY時間08:44) 時間外
ショッピファイ<SHOP> 73.00(+2.65 +3.77%)
フットロッカー<FL> 22.20(-1.12 -4.80%)

アップル<AAPL> 189.68(-0.29 -0.15%)
マイクロソフト<MSFT> 376.53(-0.90 -0.24%)
アマゾン<AMZN> 148.12(+1.38 +0.94%)
アルファベット<GOOG> 138.22(0.00 0.00%)
テスラ<TSLA> 237.10(+1.65 +0.70%)
メタ・プラットフォームズ<META> 338.23(0.00 0.00%)
AMD<AMD> 122.30(-0.01 -0.01%)
エヌビディア<NVDA> 478.65(+0.89 +0.19%)