豪ドル週間見通し:強含みか、10月消費者物価指数などに注目

■強含み、中銀の議事要旨や総裁発言受けて豪ドル買い強まる

今週の豪ドル・円は強含み。一時98円台半ばまで豪ドル高に振れる場面があった。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨やブロック総裁講演でのタカ派的姿勢を受けて、追加利上げ観測が高まり、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが優勢となった。米追加利上げの可能性は高まっていないことも豪ドル買い材料となった。取引レンジ:96円84銭-98円54銭。

■強含みか、10月消費者物価指数などに注目

来週の豪ドル・円は強含みか。豪準備銀行(中央銀行)の11月理事会議事要旨で「中銀のインフレ予測はあと1、2回の追加利上げが前提」ということが明らかになった。また、ブロック総裁が「より大幅な金融政策の引き締めはインフレへの正しい対応」と述べたことで、追加利上げ観測が高まっており、豪ドル高に振れやすい。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・11月28日:10月小売売上高(9月:前月比+0.9%)
・11月29日:10月消費者物価指数(9月:前年比+5.6%)

予想レンジ:97円00銭-100円00銭

《FA》