ダウ先物は小幅安 様子見の雰囲気が広がる=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:44)
ダウ先物 34998(-14.00 -0.04%)
S&P500 4528.00(+0.50 +0.01%)
ナスダック100先物 15906.25(+10.50 +0.07%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安で推移しているほか、S&P500、ナスダック100も小動きに終始している。今週は感謝祭ウィークで週後半にかけて市場参加者も少なくなることが予想される中で、本日は様子見の雰囲気が広がっている。

短い週ではあるが、市場にはいくつかの重要なイベントが予定されている。明日の引け後にエヌビディア<NVDA>の8-10月期決算(第3四半期)の発表が控えているほか、小売り大手の決算も続く。また、水曜日にはFOMC議事録が公表される。FRBは追加利上げの期待を温存しており、ややタカ派なトーンが強かったFOMCではあった。

ただ、市場では先週発表された米インフレ指標がインフレ鈍化の傾向を示唆していたことから、FRBの利上げサイクルはすでに終了との見方を固めつつある。同時に来年の利下げ期待も台頭させており、第2四半期以降の利下げ開始を見込んでいる状況。短期金融市場では3月の利下げも織り込む動きが出ているが、確率はまだ30%程度。また、ソフトランディングへの期待も根強い。

そのような中で、市場からも前向きなムードが伝わっており、「われわれは株式に対して引き続き前向きで、米経済は緩やかなペースではあるが、持続可能な拡大を続けている。そのことから、最近経験した米株式市場の上昇幅の拡大を予想している」といったコメントも聞かれた。

マイクロソフト<MSFT>が時間外でやや上昇。チャットGPTを開発したオープンAIのCEOを務めていたアルトマン氏の採用を明らかにした。アルトマン氏は先週、オープンAI社のCEOを解任されたばかりだが、マイクロソフトで新たな社内AIチームを率いるという。また、オープンAIの社長を辞任したブロックマン氏もマイクロソフト入りすると発表。ただ、イエレン米財務長官はアルトマン氏について、「明らかに留意している」と言及していた。

ボーイング<BA>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の204ドルから270ドルに引き上げた。先週末終値よりも約30%高い水準。

(NY時間08:55) 時間外
マイクロソフト<MSFT> 372.50(+2.65 +0.72%)
ボーイング<BA> 211.10(+3.06 +1.47%)

アップル<AAPL> 190.10(+0.41 +0.22%)
マイクロソフト<MSFT> 372.50(+2.65 +0.72%)
アマゾン<AMZN> 145.62(+0.44 +0.30%)
アルファベット<GOOG> 136.50(-0.44 -0.32%)
テスラ<TSLA> 235.42(+1.12 +0.48%)
メタ・プラットフォームズ<META> 334.66(-0.38 -0.11%)
AMD<AMD> 121.00(+0.38 +0.32%)
エヌビディア<NVDA> 496.49(+3.51 +0.71%)