英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英インフレ鈍化も国内経済に回復期待

■強含み、米インフレ緩和で円売り優勢

今週のポンド・円は強含み。週前半はポンド売り・米ドル買いが優勢となったが、米インフレ緩和を受けてポンド買い・米ドル売りが活発となった。この影響でポンド・円は一時188円台前半まで買われた。ただ、週末前に米ドル・円相場は円高方向に振れた影響で対円レートの上げ幅は縮小した。取引レンジ:184円95銭-188円29銭。

■下げ渋りか、英インフレ鈍化も国内経済に回復期待

来週のポンド・円は下げ渋りか。英消費者物価指数(CPI)の伸び率は鈍化しており、英中央銀行による早期利下げを見込んだポンド売りが強まる可能性がある。ただ、金利上昇による国内経済の減速懸念は一服しつつあること、日本の為替介入への警戒感は後退していることから、リスク回避のポンド売り・円買いががただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・23日:11月製造業PMI(10月:44.8)
・23日:11月サービス業PMI(10月:49.5)

予想レンジ:184円00銭-189円00銭

《FA》