【市場反応】米9月コアPCE価格指数、21年5月来で最低の伸び、ドル伸び悩む

米商務省が発表した9月個人所得は前月比+0.3%と、予想外に8月+0.4%から伸びが鈍化した。個人消費支出(PCE)は前月比+0.7%と、8月+0.4%から伸びが予想以上に拡大した。特に連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたコアPCE価格指数は前年比+3.7%となった。伸びは8月+3.9%から予想通り鈍化し、21年5月来で最低。

インフレ率の低下で米国債相場は堅調。ドルも軟調に推移した。ドル・円は150円07銭へ上昇後、149円88銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0544ドルで下げ止まった。

【経済指標】
・米・9月コアPCE価格指数:前年比+3.7%(予想:+3.7%、8月:+3.9%←+3.8%)
・米・9月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.4%、8月:+0.4%)
・米・9月個人消費支出(PCE):前月比+0.7%(予想:+0.5%、8月:+0.4%)

《KY》