来週の為替相場見通し=150円ライン意識の展開

来週の外国為替市場のドル円相場は、中東情勢の行方に加えて、米経済指標などが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=148円50~150円50銭。

ドル円相場は政府・日銀による為替介入が警戒される150円ラインを意識する展開が続いており、来週も上値は重い展開となりそうだ。中東情勢に関しては、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が近いとの見方も浮上しており市場に一段のリスクオフ姿勢が強まるかが注目される。26日に米7~9月期GDP速報値、27日に米9月個人消費支出(PCEデフレーター)が発表される。26日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。また、27日には10月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。