ダウ先物は下落 中東情勢の緊迫化でリスク回避=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)
ダウ先物 33404(-196.00 -0.58%)
S&P500 4312.75(-28.75 -0.66%)
ナスダック100先物 14993.50(-118.50 -0.78%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも売りが強まっており、本日の米株式市場は反落して始まりそうだ。週末にイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが戦闘状態に入っており、双方で死者が1100人を超えたと伝わった。中東情勢への懸念から、週明けの市場にはリスク回避の雰囲気が広がっている。

本日はコロンブスデーで米連邦法の祝日にあたり、銀行休業日でもあることから市場参加者は少ない。そのような中で、原油相場が急騰しており、それもインフレを意識した株式市場にとってはネガティブ材料となっている模様。
イランはハマスの支援国だが、今回のハマスからの攻撃にイランが関わっていることが明らかとなっており、もし、テヘランへの報復があれば、ホルムズ海峡の船舶通航を危うくするリスクがある。

一部からは、「米国とイランが混乱に巻き込まれれば、緊張はさらにエスカレートする。緊張の激化と長期化は、世界を不況の瀬戸際に近づける『最後の藁』になるかもしれない」といった声も聞かれる。

中東情勢の緊迫化で防衛関連株や、原油相場の急上昇からエネルギー株が上昇。

(NY時間09:02) 時間外
アップル<AAPL> 176.80(-0.69 -0.39%)
マイクロソフト<MSFT> 325.68(-1.58 -0.48%)
アマゾン<AMZN> 126.79(-1.17 -0.91%)
アルファベット<GOOG> 137.70(-1.03 -0.74%)
テスラ<TSLA> 256.10(-4.43 -1.70%)
メタ・プラットフォームズ<META> 311.98(-3.45 -1.09%)
AMD<AMD> 106.00(-1.24 -1.16%)
エヌビディア<NVDA> 449.00(-8.62 -1.88%)