このあと9月のISM製造業景気指数 前回からほぼ変わらずを見込むも、安定化の兆候を期待

このあと日本時間23時に9月のISM製造業景気指数が発表される。予想コンセンサスは47.7と前回からほぼ変わらずの水準が見込まれている。ただ、判断基準である50は11カ月連続で下回ると見られている。

前回は縮小圏ながらも6カ月ぶり高水準となり、米製造業のセンチメントも安定化の兆候を示唆していた。企業の過剰在庫の削減が進み、家計による財への消費も下げ止まり感が示される中で、上昇はなお望めないものの、低迷は回避できるのではと期待している模様。

すでに発表されている米地区連銀の製造業景気指数でも、製造業の活動の緩やかな改善が指摘されており、5つの調査のうち3つが拡大域に入っていた。

在庫調整が進む中で、新規受注が増加すれば、製造業活動はさらに拡大域に接近するとも見られている。

なお、同時刻に8月分の米建設支出も発表される。

*ISM製造業景気指数(9月)23:00
予想 47.7 前回 47.6

*建設支出(8月)23:00
予想 0.7% 前回 0.7%(前月比)