ダウ先物は下落 米政府機関閉鎖はひとまず回避も先行きへの懸念は根強い=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:58)
ダウ先物 33649(-76.00 -0.23%)
S&P500 4315.75(-9.75 -0.23%)
ナスダック100先物 14855.75(-10.75 -0.07%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも下落しており、きょうの米株式市場は軟調に始まりそうだ。懸念されていた米政府機関閉鎖は土壇場で45日分のつなぎ予算を議会が承認したことで、ひとまず回避されている。

株価指数先物もアジアやロンドン時間には上昇していたが、NY時間に接近するにつれて上値が重くなり下げに転じている。米国債利回りが本日も上昇しており、10月相場に対する警戒感が広がっている模様。また、11月中旬までの政府機関閉鎖の回避により、FRBは11月1日のFOMCで利上げに踏み切る可能性が高まったとの声も出ている。

FRBの高金利の長期化と、それに伴うソフトランディングの期待後退が9月相場を圧迫していた。10月相場もその流れが継続するのではとの警戒感は根強い。今週は6日金曜日に米雇用統計の発表が予定されており、米政府機関閉鎖が回避されたことで無事発表されそうだ。市場も目先はそれに向かってポジションをメイクして行くことになりそうだ。また、来週の米大手銀を皮切りに始まる決算発表の反応も待ちたいところのようだ。

本日は日本時間0時頃にパウエルFRB議長とハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の中小企業経営者らとの討論会が予定されている。

なお、先ほどテスラが第3四半期の出荷台数を公表し、43.51万台と予想の45.67万台を下回った。株価は時間外で4%下落している。

(NY時間09:08) 時間外
アップル<AAPL> 171.14(-0.07 -0.04%)
マイクロソフト<MSFT> 315.50(-0.25 -0.08%)
アマゾン<AMZN> 127.00(-0.12 -0.09%)
アルファベット<GOOG> 131.08(-0.77 -0.58%)
テスラ<TSLA> 239.84(-10.38 -4.15%)
メタ・プラットフォームズ<META> 300.27(+0.06 +0.02%)
AMD<AMD> 102.64(-0.18 -0.18%)
エヌビディア<NVDA> 437.86(+2.87 +0.66%)