ダウ先物、ナスダック100とも小幅安 米国債利回りが再び上昇=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:54)
ダウ先物 34557(-37.00 -0.11%)
S&P500 4439.00(-3.25 -0.07%)
ナスダック100先物 15069.50(-23.00 -0.15%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小幅安で推移しており、きょうの米株式市場は軟調に始まりそうだ。NY時間に入って米国債利回りが再び上昇に転じており、株式市場を圧迫している模様。

ただ、月末を控える中で、米株式市場は様子見の雰囲気も強い。市場参加者が夏休みから戻り、月末に向けてポートフォリオを見直し配分を調整している。8月は市場にとって厳しい月となったが、今週に入って投資家心理は再び緩やかに持ち直している。

先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演で、FRBは9月の次回FOMCで金利を据え置く余地を残し、慎重に政策を進めるとの姿勢を強調していた。また、金利は高止まりし、経済とインフレが冷え込まない場合はさらに上昇する可能性も示唆。

市場は週内に発表される経済指標を見極め、FRBの動向を探ろうとしている。その一方、米経済がソフトランディグに向かうとの見方が高まることを期待している面もあるようだ。

最近の株式市場の動きは、米国債利回りの変動と密接に関連している。投資家は米経済がストイックであること、そして、FRBがインフレ目標を2%に押し下げようと決意していることから、借入コストの軌道を計算しようと努めている。

しかし、「利回りが再び月間最高値を更新するような動きを見せれば、米株式市場は再度動揺するだろう。この動きは、FRBの政策見通しを左右しかねない重要な経済指標が今週中に発表されるのを市場は待ちわびている時に起こっている」との指摘も聞かれる。

特に木曜日に発表される7月のPCEデフレータ、そして金曜日の8月の米雇用統計は注目となる。なお、このあと日本時間23時に8月の米消費者信頼感指数と7月の米求人件数が発表される。決算では引け後にHP<HPQ>とHPエンタープライズ<HPE>が発表予定。

(NY時間09:04) 時間外
アップル<AAPL> 180.02(-0.17 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 322.60(-1.10 -0.34%)
アマゾン<AMZN> 132.86(-0.28 -0.21%)
アルファベット<GOOG> 132.57(+0.78 +0.59%)
テスラ<TSLA> 237.48(-1.34 -0.56%)
メタ・プラットフォームズ<META> 289.26(-1.00 -0.34%)
AMD<AMD> 102.01(-0.60 -0.58%)
エヌビディア<NVDA> 465.18(-3.17 -0.68%)