NY外為:ドル買い強まる、パウエルFRB議長が必要とあれば追加利上げ示唆

NY外為市場ではドル買いが強まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はジャクソンホール会合での講演で、データの改善もまだ道のりは長い、と必要とあれば追加利上げに踏み切る可能性を示唆した。米2年債利回りは5.09%まで上昇し、7月6日来の高水準。

銀行の与信基準の厳格化が経済を弱めるとの言及で、一時ドル売りも強まったが、その後、追加利上げを織り込む金利上昇に連れてドル買いが加速。ドル・円は145円73銭へ下落後、146円63銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0842ドルへ上昇後、1.0777ドルへ下落、ポンド・ドルは1.2654ドルへ上昇後、1.2561ドルまで反落した。

《KY》