ダウ先物、ナスダック100とも小幅高 引け後にエヌビディアの決算=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:51)
ダウ先物 34359(+15.00 +0.04%)
S&P500 4403.50(+4.25 +0.10%)
ナスダック100先物 14986.75(+28.25 +0.19%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小幅高で推移している。本日は引け後にエヌビディア<NVDA>の決算が予定されており、市場もその内容を期待しているようだ。

エヌビディアの株価は前日に下落した。それでも株価は今年に入って3倍超以上しており、S&P500の構成銘柄の中では断トツの上昇率となっている。エヌビディアの5-7月(第2四半期)決算については、売上高は65%増が予想されており、AIサービス向けのチップ需要が旺盛でデータセンター部門での大幅な増収が期待されている。ガイダンスでも強気な見通しが示されると見込まれているようだ。

アナリストからは「同社とAIサプライチェーン全体に対する市場の期待は明らかに高まっており、AIサーバーの上向きのモメンタムは引き続き市場の期待を超えると予想している」との見方も出ている。ただ、その一方で「同社株には明らかに下値警戒感が出ている。もし、決算が期待外れに終われば、影響はセクター全体に広がるだろう」との声も聞かれる。

今週のもう一つの重要イベントに金曜日のパウエルFRB議長の講演がある。市場の見方に変化は出ていない。前回のFOMC議事録で、委員の大半がインフレが鈍化しない可能性を懸念し、利上げ継続が必要になり得るとの見解を示していた。議長の講演も、利上げ終了は接近しているものの、あと若干の追加利上げと、その後の高水準での金利維持の可能性を示唆するタカ派なトーンの内容が期待されている。トーンの程度次第では米株式市場も敏感に反応する可能性も留意される。

(NY時間09:01) 時間外
アップル<AAPL> 177.66(+0.43 +0.24%)
マイクロソフト<MSFT> 323.86(+1.40 +0.43%)
アマゾン<AMZN> 134.61(+0.36 +0.27%)
アルファベット<GOOG> 130.30(+0.61 +0.47%)
テスラ<TSLA> 228.10(-5.09 -2.18%)
メタ・プラットフォームズ<META> 287.88(+0.28 +0.10%)
AMD<AMD> 105.66(0.00 0.00%)
エヌビディア<NVDA> 459.15(+2.47 +0.54%)