NY為替:7月米PPIは予想を上回る、金利上昇に連れドル続伸

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円42銭へ下落後、145円00銭まで上昇し、144円96銭で引けた。7月生産者物価指数(PPI)の伸びは予想を上回り、年内追加利上げ観測が強まった。長期金利上昇に伴いドル買いに拍車がかかった。米8月ミシガン大学の期待インフレ率速報値が予想外に低下した一時、ドル買いが弱まったが、引けにかけて一段高となった。

ユーロ・ドルは、1.1005ドルへ上昇後、1.0943ドルまで下落し、1.0948ドルで引けた。ユーロ・円は159円07銭へ上昇後、158円57銭まで反落。ポンド・ドルは、1.2739ドルまで上昇後、1.2682ドルまで反落した。英国4-6月期国内総生産(GDP)速報値で伸びが予想外に拡大、1年超ぶり最大となったため金利先高観が強まりポンド買いに拍車がかかった。その後、ドル買いに押された。ドル・スイスは0.8736フランへ下落後、0.8781フランまで上昇した。

《MK》