ダウ先物は69ドル高 米雇用統計は利上げ終了を正当化する内容でなはない=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)
ダウ先物 35381(+69.00 +0.20%)
S&P500 4538.25(+16.50 +0.36%)
ナスダック100先物 15524.25(+85.50 +0.55%)

米株価指数先物市場でダウ先物は69ドル高、ナスダック100も上昇している。先ほど7月の米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回ったことで、雇用ひっ迫への懸念が後退し、株式市場も直後はポジティブな反応を見せていた。

しかし、失業率は前回から低下し、平均時給も前年比で4.4%と予想を上回り、高い水準が続いていることから、市場が期待しているFRBの利上げサイクル終了を正当化するまでの内容ではない。短期金融市場でも見方に大きな変化は出てない。

ただ、今週発表の雇用指標が強かったことから、米雇用統計も強い内容になるのではとの警戒感も高まっていただけに、その意味では安心感も広がっているようだ。

アマゾン<AMZN>とアップル<AAPL>が前日引け後に発表していたが、アマゾンはクラウド部門のAWSが予想以上に好調だったことで、株価は時間外でポジティブな反応を示している。一方、アップルについては、アイフォーンやアイパッドなどの製品の売上高が予想を下回り、3四半期連続の減収となったことが嫌気されている。株価も時間外で軟調に推移し、時価総額は3兆ドルの大台を割り込んでいる。

決算については、S&P500企業の約79%が決算を発表し、約80%が予想を上回る最終利益を計上している。

*米雇用統計(7月)21:30
非農業部門雇用者数
結果 18.7万人
予想 19.9万人 前回 18.5万人(20.9万人から修正)
失業率
結果 3.5%
予想 3.6% 前回 3.6%
平均時給
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.4%(前年比)

(NY時間09:02) 時間外
アップル<AAPL> 185.91(-5.26 -2.75%)
マイクロソフト<MSFT> 331.00(+4.34 +1.33%)
アマゾン<AMZN> 141.31(+12.40 +9.62%)
アルファベット<GOOG> 129.86(+1.09 +0.85%)
テスラ<TSLA> 261.60(+2.28 +0.88%)
メタ・プラットフォームズ<META> 315.54(+2.35 +0.75%)
AMD<AMD> 113.81(+0.66 +0.58%)
エヌビディア<NVDA> 449.10(+3.95 +0.89%)