ダウ先物は下落 フィッチが米国を格下げ ちょうど良い利益確定の口実との指摘も=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間09:01)
ダウ先物 35572(-185.00 -0.52%)
S&P500 4570.75(-30.50 -0.66%)
ナスダック100先物 15673.75(-143.50 -0.90%)

米株価指数先物市場はダウ先物、ナスダック100とも下落しており、きょうの米株式市場は売り先行で始まりそうだ。フィッチ・レーティングスが米国の格付を引き下げたことをきっかけに、きょうの株式市場は世界的に売りが強まっている。

しかし、当の米国債の値動きは安定し、為替市場でもドルが買われている。今回の米国の格下げは長期的に米国の一流の地位を損なうものではないとの声も多い。

一部からは「ソフトランディングへの期待で楽観的になっていた米株式市場も高値警戒感が出ていたところに、今回の米国の格付下げは、ちょうど良い利益確定売りの口実を与えた」との指摘も出ている。また、「今回の格下げの影響は限定的なものに留まるだろう」といった声も少なくないようだ。

決算では、AMD<AMD>が前日引け後に発表していたが、時間外で株価は上昇。数字以上に、人工知能(AI)コンピューティングで更なる躍進を遂げたと発表したことが好感されている模様。

スターバックス<SBUX>は既存店売上高が予想を下回り、時間外で軟調な値動きとなっている。中国市場は予想以上の増収となったものの、北米が不調だった。

総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>と医療保険のヒューマナ<HUM>が先ほど決算を発表。予想を上回る数字を発表し、時間外で株価は上昇している。

本日は引け後にクアルコム<QCOM>、ペイパル<PYPL>が発表予定。

(NY時間09:11) 時間外
AMD<AMD> 120.16(+2.56 +2.18%)
スターバックス<SBUX> 100.55(-0.71 -0.70%)
CVSヘルス<CVS> 72.30(-1.65 -2.23%)
ヒューマナ<HUM> 483.70(+25.59 +5.59%)

アップル<AAPL> 194.40(-1.21 -0.62%)
マイクロソフト<MSFT> 333.01(-3.33 -0.99%)
アマゾン<AMZN> 130.39(-1.30 -0.99%)
アルファベット<GOOG> 129.59(-2.30 -1.74%)
テスラ<TSLA> 254.96(-6.11 -2.34%)
メタ・プラットフォームズ<META> 317.98(-4.73 -1.47%)
AMD<AMD> 120.10(+2.50 +2.13%)
エヌビディア<NVDA> 457.35(-7.72 -1.66%)