7月のISM製造業景気指数、9カ月連続で判断基準を下回る 雇用が弱い

日本時間23時に7月のISM製造業景気指数が発表され、46.4と前回とほぼ同水準で予想を若干下回った。判断基準である50を9カ月連続で下回っており、米製造業は冴えない状況が続いていることが示された。

新規受注や生産は上昇したものの、雇用が大きく低下。需要が依然弱く、生産も減速しつつある中で米製造業は人員整理のためのレイオフを実施しており、その影響が出始めている。

なお、同時刻に6月分の米建設支出と米求人件数が発表され、求人件数は958万件と前回から大きく減少し、予想も下回った。

*ISM製造業景気指数(7月)23:00
結果 46.4
予想 46.8 前回 46.0
新規受注 47.3(45.6)
生産 48.3(46.7)
雇用 44.4(48.1)
入荷遅延 46.1(45.7)
在庫 46.1(44.0)
仕入価格 42.6(41.8)
輸出 46.2(47.3)
()は前回

*米建設支出(6月)23:00
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 1.1%(0.9%から修正)(前月比)

*米求人件数(6月)23:00
結果 958.2万人
予想 965.0万人 前回 961.6万人(982.4万人から修正)