6月の米新築住宅販売件数は4ヵ月ぶりの減少 値ごろ感の課題

日本時間23時に発表になった6月の米新築住宅販売件数は年率換算で69.7万件と4ヵ月ぶりの減少となり、予想も下回った。高水準の住宅ローンと価格が市場の勢いを抑制していることを示唆した。

米労働市場がなお堅調に推移していることもあり、米住宅市場は力強さを復活している。特に中古市場で供給が追い付かない状況が顕著になっており、住宅購入者は新築に目を向けている。値下げなどの住宅建設業者の活発なプロモーションもあり、新築市場も強い状況が続いている。

しかし、高水準の住宅ローンと高価格が勢いを抑制し、値ごろ感の課題をもたらしていることを今回は示した。

米新築住宅販売件数(6月・年率換算)23:00
結果 69.7万件
予想 72.0万件 前回 71.5万件(76.3万件から修正)
中間価格 41.54万ドル(41.73万ドル)
平均価格 49.47万ドル(48.87万ドル)
在庫水準 7.4カ月分(7.2カ月分)
()は前回