ダウ先物は小幅高もナスダック100は下落 テスラとネットフリックスの決算を嫌気=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:53)
ダウ先物 35269(+16.00 +0.05%)
S&P500 4585.00(-12.00 -0.26%)
ナスダック100先物 15833.50(-125.75 -0.79%)

米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高で推移しているものの、ナスダック100やS&P500は下落している。ナスダック100については取引開始前までに発表になった大手IT・ハイテクの決算が影響している模様。

前日引け後にテスラ<TSLA>とネットフリックス<NFLX>が決算を発表し、ともにネガティブな反応を見せている。テスラは好決算ではあったものの、年初からの値下げやサイバートラック開発への設備投資で利益率に疑念が生じている。

一方、ネットフリックスは注目の有料会員数は予想以上の増加を示したものの、売上高が予想を下回ったことが嫌気されている模様。

今年の市場は人工知能(AI)の可能性に興奮し、ナスダックを45%上昇させた。一握りのIT・ハイテク株を背景にしたこのようなリターンは行き過ぎであり、下降の前兆かもしれないとの警告も出ている。

ただ、これまでに決算を発表したS&P500企業のうち、77%が予想を上回る最終利益を報告しており、いまのところ景気の軟着陸を楽観する見方を後押ししている。

「投資家たちは、現在の株高が続くことを期待している。短期的な楽観論は昨年の弱気相場が始まる直前の2021年12月以来の高さだ」といったコメントも聞かれた。

(NY時間09:03) 時間外
ネットフリックス<NFLX> 448.75(-28.84 -6.04%)

アップル<AAPL> 193.95(-1.15 -0.59%)
マイクロソフト<MSFT> 354.13(-0.95 -0.27%)
アマゾン<AMZN> 133.97(-1.39 -1.03%)
アルファベット<GOOG> 122.06(-0.72 -0.59%)
テスラ<TSLA> 278.70(-12.56 -4.31%)
メタ・プラットフォームズ<META> 313.30(-2.71 -0.86%)
AMD<AMD> 115.07(-1.36 -1.17%)
エヌビディア<NVDA> 465.49(-5.28 -1.12%)