ダウ先物は横ばいで推移 ゴールドマンは決算受け冴えない反応=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:49)
ダウ先物 35134(-8.00 -0.02%)
S&P500 4588.00(+0.25 +0.01%)
ナスダック100先物 16001.50(+26.75 +0.17%)

米株価指数先物市場でダウ先物は横ばいで推移している一方、ナスダック100やS&P500は堅調に推移している。決算に注目が集まる中、先ほどゴールドマン<GS>が決算を発表し、不動産の評価損やグリーンスカイ融資事業を傘下に持つ消費者向け事業の、のれん代償却が最終利益に響いた。同銀は事前に冴えない決算になりそうだと警告していたこともあり、時間外で株価は小幅な下落に留まっている。

エコノミストやストラテジストからは懸念の声が多いものの、米株式市場はその声を無視し、堅調な推移を続けている。ダウ平均は前日までで7連騰し、2021年3月以来の最長となった。

これまでのところ、決算シーズンは好調なスタートを切っており、事前に予想自体が下方修正されていた面も大きいが、S&P500企業のうち、決算を発表した企業の82%が予想を上回る最終利益を報告している。

ソフトランディングのシナリオが市場の雰囲気を後押ししており、先週の米消費者物価指数(CPI)も勇気づけているようだ。市場からは「年末に近づくにつれ、業績が下降線を辿ることを信じるのは難しくなって来ている。多くのIT・ハイテク企業の業績を見ると、一旦落ち込んだ業績が再び加速し、成長し始めている。それは年初とは全く異なるシナリオだ」との声も出ている。

なお、本日は引け後にテスラ<TSLA>、ネットフリックス<NFLX>、IBM<IBM>、ユナイテッド航空<UAL>などが決算を発表予定。

(NY時間08:59) 時間外
ゴールドマン<GS> 332.25(-5.02 -1.49%)

アップル<AAPL> 193.61(-0.12 -0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 360.77(+1.28 +0.36%)
アマゾン<AMZN> 133.89(+1.06 +0.80%)
アルファベット<GOOG> 124.41(+0.33 +0.27%)
テスラ<TSLA> 294.85(+1.51 +0.51%)
メタ・プラットフォームズ<META> 313.71(+1.66 +0.53%)
AMD<AMD> 121.02(+3.09 +2.62%)
エヌビディア<NVDA> 474.68(-0.26 -0.05%)