植田日銀総裁 物価目標との距離不変なら緩和継続姿勢も変わらず

インドで開催されているG20財務相・中央銀行総裁会議の終了後に日銀の植田総裁が会見し、日銀が目指す持続的・安定的な2%の物価目標までに距離があるとの認識に変化がなければ、粘り強く金融緩和を続ける姿勢も変わらないとの見解を示した。

また、「目標との距離や見通しを毎回の政策決定会合でチェックし、その前提が変わらない限り全体のストーリーは不変だ」と語った。

日銀が来週の決定会合で発表する展望レポートで、2023年度のインフレ見通しを上方修正するとの一部報道もあり、日銀は来週の決定会合でYCCの許容変動幅を拡大してくるのではとの期待も高まっている。