米国株見通し:底堅い値動きか、企業業績の回復に期待

(13時30分現在)

S&P500先物 4,532.00(-4.75)
ナスダック100先物 15,676.25(-18.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は30ドル安。長期金利は持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

14日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは終盤に失速したが、ダウは113ドル高の34509ドルと5日続伸で引けた。この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数の予想を上回る強い内容が好材料に。ただ、同時に公表された1年後の期待インフレ率は3カ月ぶりに上昇へ転じ、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針を後押し。それを受けた金利高が売り要因となった。一方、金融を中心に好業績の銘柄が買われ、相場を支えた。

本日は底堅い値動きか。本日の中国経済指標に弱さが目立ち、調整含みの売りが出やすい地合いが見込まれる。ただ、足元で発表された消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)は伸びの鈍化が示され、インフレ鎮静化は鮮明に。FRBの引き締めシナリオにも影響が見込まれ、全般的に売りづらい。14日の4-6月期企業決算でJPモルガンは収入が過去最高を記録したと発表。主要企業の業績回復を期待した買いが先行し、指数に寄与するとみる。

《TY》