7月のミシガン大消費者信頼感指数は強い内容 インフレ期待も上昇

日本時間23時に発表になった7月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値は72.6と予想を大きく上回る強い内容となった。2021年9月以来の高水準。

米労働市場がなお力強く推移し、インフレも緩和する中、米消費者のセンチメントは予想以上に底堅く推移している。今回もその状況が継続した。

また、前回大幅な低下が見られた1年先のインフレ期待も3.4%と予想を上回り、前回から上昇。ただ、3%台での推移ではある。

今週は米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)がインフレの鈍化を示し、FRBの利上げも今月のFOMCで終了ではとの見方も市場には広がっている。そのような中、消費者のインフレ期待もさらに低下が期待されていた。

この結果を受け、為替市場ではドルの買い戻しが見られ、ドル円は一時139円台まで戻した一方、米株式市場の反応は限定的となっている。

*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)23:00
結果 72.6
予想 65.4 前回 64.4
1年先のインフレ期待
結果 3.4%
予想 3.1% 前回 3.3%
5-10年先のインフレ期待
結果 3.1%
予想 3.0% 前回 3.0%

NY株式14日(NY時間10:10)
ダウ平均 34564.44(+169.30 +0.49%)
ナスダック 14207.11(+68.54 +0.48%)
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