NY外為:ドル売り優勢、米金利が低下に転じる

NY外為市場では長期金利が低下に転じ、ドル売りが強まった。今週発表される重要インフレ指標の発表待ちで、インフレを巡る不透明感が強い。米10年債利回りは朝方一時4.08%まで上昇後、4.02%まで低下した。米5月卸売在庫改定値は前月比0%と、予想外に速報値-0.1%から上方修正され4月の‐0.3%から改善。一方、5月卸売売上高は前月比-0.2%と予想外に、速報値+0.2%からマイナスに下方修正された。

ドル・円は142円50銭から141円61銭まで下落し6/21来の安値を更新。ユーロ・ドルは1.0944ドルまで下落後、1.0980ドルへ上昇した。ポンド・ドルは1.2751ドルまで下落後、1.2807ドルまで反発した。

【経済指標】
・米・5月卸売在庫改定値:前月比0%(予想:-0.1%、速報値:-0.1%)
・米・5月卸売売上高:前月比-0.2%(予想:+0.3%、速報値:+0.2%)

《KY》