主要中銀の利上げサイクルに休止の兆しも

日銀を除く主要中銀は、年後半に利上げを一旦停止する可能性が高まっているという。12月に利上げを行う可能性がある英中銀を除けば、その見通しに議論の余地はなさそうだとしている。ECBは先月中旬に0.25%ポイントの利上げを実施し、7月の追加利上げもほぼコミットしている。FRBも再びタカ派姿勢を強調しているものの、多くてもあと2回の利上げといったところ。

これまで主要国の中銀の利上げサイクルがほぼ同期していたことを考えると、各中銀にスピード感の違いが出て来ていることは、今回の利上げサイクルの休止を考えるうえで、重要な瞬間を迎えているように感じられるという。