中国がいつ、世界の資産市場にとって逆風から追い風に変わるのだろうかとの疑問

この日発表の中国のサービス業PMIが弱い内容となったことで、本日の市場に世界経済の見通しに対する新たな懸念を引き起こしている。株価も軟調に推移。そのような中、投資家たちは、中国共産党の全権を握る政治局が今月末に開く予定の会合で、追加の景気刺激策を示唆するシグナルがないか注目している。

市場では中国がいつ、世界の資産市場にとって逆風から追い風に変わるのだろうかとの疑問が出ている。一部からは、不十分な景気刺激策が、期待外れの景気回復をさらに悪化させ、中国に対する信頼感の危機を深めることになるとの指摘も出ている。

本日のサービス業の成長鈍化は、中国のK字型景気回復の足が勢いを失いつつあることを示し、また、製造業も苦戦が伝えらえている中、今回のデータを受けて、中国当局は成長支援策を強化すべきだとの声が高まるだろう。

そのような政策が、今年世界の株価に遅れをとっている中国株の助けになるかは疑問も残る。それでも一部のエコノミストは、中国は急進的な行動を取らないかもしれないと警告している。