ダウ先物は99ドル安で推移 重要イベント通過し高値警戒感も=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:53)
ダウ先物 34505(-99.00 -0.29%)
S&P500 4443.00(-10.75 -0.24%)
ナスダック100先物 15247.00(-21.00 -0.14%)

米株価指数先物市場でダウ先物は99ドル安で推移し、ナスダック100も下落。先週のFOMCや米消費者物価指数(CPI)など重要イベントを通過して、市場には高値警戒感も出ているようだ。

買われ過ぎの兆候も出ており、米大手銀のストラテジストによると、米株式先物の強気ポジションはS&P500、ナスダック100とも2010年以降で最も高水準に達しているという。

市場からは、「過大なバリュエーションと経済的な逆風の中で、投資家たちは投資機会を逸することへの恐れと、急ピッチな上昇への懸念の狭間で悩まされているようだ」との声も聞かれる。

また、高バリュエーション、経済的逆風のほか、米金利の行方もワイルドカードとなっている。FRBは先週のFOMCで10回連続で実施した利上げを一時停止した。ただ、FOMC委員は年内にまだ2回の利上げの可能性を見込んでいる。ただ、市場の一部には利上げは1回に留まるのではとの見方も出ている状況。今週は水曜日にパウエルFRB議長の議会証言が予定されているが、その辺に関して何らかのメッセージを発してくるか注目される。

「金利が経済に影響を与えるには少なくとも1年かかる。それを考慮すれば、昨年から急ピッチで実施した利上げの多くはまだ影響を与えていない。人々は心配しているようだが、足元はそのような位置づけにはない」といった指摘も出ている。

引け後に配送大手のフェデックス<FDX>が決算を予定している。

(NY時間09:03) 時間外
アップル<AAPL> 184.49(-0.43 -0.23%)
マイクロソフト<MSFT> 341.42(-0.91 -0.27%)
アマゾン<AMZN> 125.80(+0.31 +0.25%)
アルファベット<GOOG> 123.57(-0.49 -0.39%)
テスラ<TSLA> 261.89(+1.35 +0.52%)
メタ・プラットフォームズ<META> 279.30(-1.70 -0.60%)
AMD<AMD> 119.41(-0.67 -0.56%)
エヌビディア<NVDA> 428.57(+1.65 +0.39%)