NY為替:FRB追加利上げ観測再燃でドル反発

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円92銭から141円92銭まで上昇し、141円87銭で引けた。米6月ミシガン大の期待インフレ率の低下で一時ドル買いが後退したが、ウォラーFRB理事やリッチモンド連銀のバーキン総裁が追加利上げ支持を再表明したため金利上昇に伴うドル買いが一段と加速。一方で、日銀の大規模緩和の継続見通しに円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.0971ドルまで上昇後、1.0918ドルまで下落し、1.0938ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ観測にユーロ買いが強まったのち、ユーロ圏のインフレ鈍化で買いが後退。ユーロ・円は154円33銭から155円24銭まで上昇。日欧金利差拡大観測にユーロ買い・円売りが一段と加速した。ポンド・ドルは、1.2848ドルへ上昇後、1.2804ドルまで反落。ドル・スイスは0.8905フランから0.8949フランまで上昇した。

《MK》