来週の為替相場見通し=パウエル議長の議会証言など注目

来週の外国為替市場のドル円相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言などが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=140円20~141円80銭。

今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されるなか、ドル円相場は141円半ばまで上昇するなど、ドル高・円安が進んだ。FOMCでは年内2回の利上げの可能性が示唆されたが、パウエル議長は今後の展開はデータ次第と発言するなど、今後の見方は強弱観が対立するものとなった。来週は21日と22日にパウエル議長による議会証言があり、その発言が再び関心を集めそうだ。また、19日は奴隷解放記念日で休日。20日に米5月住宅着工件数、22日には米5月中古住宅販売件数が発表される。23日に米製造業PMIが公表される。

国内では21日に4月開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨が発表される。同日に5月訪日外客数が発表され、通常国会が会期末を迎える。23日に5月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。