東京株式(前引け)=続落、前日終値近辺でのもみ合い

8日前引けの日経平均株価は前営業日比42円51銭安の3万1871円23銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は5億9619万株、売買代金概算は1兆6519億円。値上がり銘柄数は880、対して値下がり銘柄数は877、変わらずは77銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、方向感の乏しい展開で前日終値を挟んだ狭いゾーンでのもみ合いとなった。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開でNYダウは続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落した。東京市場でもハイテク株への利益確定売りが上値を押さえている。ただ、押し目買いも活発で下値抵抗力も発揮している。個別株も高安まちまちで、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも880前後で拮抗した状況にある。

個別ではアドバンテスト<6857>がしっかり、ディスコ<6146>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。エーザイ<4523>が商いを伴い大幅高。日本郵船<9101>など海運株も買われた。東京電力ホールディングス<9501>など電力株の上げも目立つ。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、キーエンス<6861>が下落。HOYA<7741>も値を下げた。ファーマフーズ<2929>が急落、HEROZ<4382>も大幅安。ラウンドワン<4680>も売られた。