世銀、今年の世界のGDP見通しを上方修正も、来年は下方修正

世界銀行は、急激な金利上昇が経済活動に打撃を与え、低所得国の脆弱性をかき立てるため、世界経済は不安定な状況にあり、大幅な成長鈍化に向かうと述べた。

同銀は最新の経済見通し報告の中で、2023年初頭の予想以上の回復力は金融引き締めによって、パンデミックやロシアのウクライナ侵攻による長引く衝撃が増幅され、より永続的な弱さになって行くと予測。

最近の勢いの強さから、今年の世界のGDP見通しを1月の1.7%から2.1%に上方修正するが、来年の見通しは2.7%から2.4%に下方修正した。見通しに対するリスクは依然として下向きに傾いているという。