5月の米雇用統計は追加利上げ確実視までには至らず

5月の米雇用統計は追加利上げを確実視させるまでには至らなかったとの指摘が出ている。非農業部門雇用者数(NFP)は予想外に急増して利上げを支持する一方、失業率が3.7%と予想以上に上昇し、反対の動きを示唆する形となった。労働参加率に注目しているが、これは62.6%と3カ月に渡って安定しており、前年の62.3%を上回っている。副業が必要になるほどインフレが進んでいるため、人々が労働市場に戻っているという。