<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2023年6月2日


今週の日経平均終値は3万1524円で、前週末比607円高でした。

今週の日経平均は勢いを再び回復して8週連続高となりました。この規模の株高は最近ではバイデン氏が20年秋の米大統領選で勝利した時の「ブルーウェーブ・ラリー」(20年11月~21年2月で約8000円の上昇)があり、形だけ今の相場に当てはめると、4月安値からのスタートとして7月末までに3万5000円という高値までが期待できます。今期の景気や企業業績の回復が続き収益が10%上ブレすること、過去最大規模の自社株買いで流通株が減ること、金利が上がらないことなどを考えれば3万5000円でもPER14倍台をかろうじて維持できる計算になります。全てが揃ってその値段なので実際は分かりませんが、少なくとも今の株高は来週以降も続く公算が非常に大きいと思われます。(ストック・データバンク 編集部)