アジア株 香港株は軟調 中国の景気回復ペース鈍化を懸念 工業企業利益が年初来20.6%減

アジア株 香港株は軟調 中国の景気回復ペース鈍化を懸念 工業企業利益が年初来20.6%減

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 18694.19(-52.73 -0.28%)
中国上海総合指数 3217.34(+4.83 +0.15%)
台湾加権指数 16640.20(+135.15 +0.82%)
韓国総合株価指数 2558.81(休場)
豪ASX200指数 7225.00(+70.25 +0.98%)
インドSENSEX30種 62846.77(+345.08 +0.55%)

アジア株は香港を除いて上昇。米債務上限引き上げ原則合意を受け安堵感が広がっている。もっとも合意は織り込み済みなうえ、本日は米国市場が休場となることから、上昇は一時的との見方も。

豪州株は続伸。原油や鉄鉱石など商品価格の上昇が好感されており、素材やエネルギー関連が買われている。

香港株は軟調、中国の景気回復ペース鈍化や米引き締め長期化が懸念されている。週末に発表された中国4月の工業企業利益(年初来)は20.60%減となった。4月単体でも前年同月比で18.2%減少した。今週は5月の中国製造業PMIおよび非製造業PMIのほか、財新製造業PMIも発表される予定となっている。

オンラインゲーム大手のネットイースは7.8%高。1-3月期決算の純利益が前年同期比53.7%増となったことが好感されている。

ネット出前サービス最大手の美団は6%超急落、昨年10月以来の安値をつけている。1-3月期決算は売上高が市場予想を上回る結果となったものの、ライバルである抖音との競争により、店舗内事業、ホテル事業、旅行事業の成長が大幅に鈍化するのではないかとの懸念が高まっているもよう。