英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英中銀の金融引き締め策は長期化の公算

■対円では堅調推移、米ドル高・円安進行の影響受ける

今週のポンド・円は堅調推移。英中央銀行による追加利上げを意識したポンド買い・米ドル売りは縮小したが、年内利下げの可能性は低いとみられており、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。週後半はリスク選好的な米ドル買い・円売りが強まり、原油先物は反転したことから、ポンド買い・円売りが次第に強まる展開となった。取引レンジ:171円20銭-173円74銭。

■底堅い値動きか、英中銀の金融引き締め策は長期化の公算

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英国内のインフレ圧力は弱まっておらず、英国経済の回復も見込まれていることから、英中央銀行による金融引き締め策の長期化が予想されている。一方、日本銀行は現行の大規模金融緩和を維持する方針のため、日英金利差を意識したポンド買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:171円50銭-176円00銭

《FA》