ピムコがクレディスイスAT1の無価値化で訴訟に加わることを検討

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、クレディスイスのAT1債160億スイスフラン相当を無価値としたスイス金融当局の決定を不服とする訴訟に加わることを検討している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

ピムコは5月初めの期限内に後日訴訟を起こすための文書を提出していたが、いまのところ他のAT1債保有者が提起したいずれの訴訟にも加わっていない。

ピムコはクレディスイスのAT1債を約8億ドル相当を保有していた。この一部を取り戻すための訴訟に踏み切る可能性を同社は検討しているという。UBSの買収に際してスイス連邦金融市場監督機構(FINMA)がクレディスイスのAT1債を無価値とした際、ピムコは最大の保有者の1社だった。