NY外為:ドル売り後退、米長期金利上昇、地銀混乱前の高水準回復

NY外為市場では米長期金利上昇で、欧州通貨高に連れたドル売りが後退した。

朝方は欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が金利が持続的に高水準で推移する必要があると言及したためユーロ買いが優勢となり、これに対しドルが売られた。その後、米国の長期金利上昇に伴うドル売りが後退。

2年債利回りは4.34%まで上昇し、米地銀混乱前、3月来の高水準となった。ドル・円は138円21銭から138円65銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0823ドルの高値から1.0794ドルまで反落した。