<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2023年5月19日


今週の日経平均終値は3万808円で、前週末比1420円高でした。

今週の日経平均は1年半近くに及ぶ長期ボックス圏で溜まっていたうっぷんを晴らすように、見事な上放れ相場を演じてまいりました。6週連続の上昇に加えて今週は週間で1400円を超える大陽線。相場の価値観が大きく変わり、ボックス完全上抜けで新しいステージへと突入しています。アベノミクス後の高値を超えており、相場はアベノミクス以外の面でも評価されていることになります。東証のPBR革命(資本効率を上げるために投資を促すこと。投資先は自社株にも向かっている面も)、バフェットの日本株推奨、金融緩和策の維持と円安、3期連続最高益予想など材料は揃っています。PERも14倍台半ばであと1000円程度の上げは許容範囲かもしれません。来週も上放れの勢いそのままに株高は続くでしょう。ひとまず3万1000円台に乗せて、その後はスピードが緩んでくるものと思われます。(ストック・データバンク 編集部)